クリニックのSEO記事の書き方|新患予約につなげる構成テンプレと7つの手順
クリニックのWebサイトにブログやコラムを掲載しているのに、アクセスが増えない。記事を書いても予約につながらない。そんな課題を抱えている院長・Web担当者は少なくありません。
その原因の多くは「記事の内容が薄い」ことではなく、「誰のために、何を伝え、どこへ誘導するか」という設計が抜けていることにあります。
クリニックのSEO記事は、検索している患者さんの悩みに正面から答えながら、医療広告ガイドラインに配慮し、診療科ページや予約ページへ自然に誘導する構造が必要です。ただ症状を解説するだけの記事は、検索エンジンにも患者さんにも評価されません。
この記事では、キーワード選定から記事構成・本文作成・内部リンク設計・公開後の改善まで、クリニックのSEO記事作成に必要な7つの手順を実務ベースで解説します。症状記事・治療記事・検査記事・予防記事それぞれの構成テンプレートも掲載しているので、そのまま記事制作に活用してください。
クリニックのSEO記事とは?
検索している患者さんの悩みに答える記事
SEO記事とは、Googleなどの検索エンジンで特定のキーワードを検索したときに上位表示されることを目的として書かれた記事のことです。クリニックの文脈では、「頭痛 何科 受診」「虫歯 治療 流れ」「大腸カメラ 痛い」「インフルエンザ 予防接種 いつから」といった患者さんが実際に検索する言葉に対して、適切な情報を届けることが目的になります。
重要なのは、患者さんが検索するタイミングです。症状が気になったとき、受診すべきか迷っているとき、治療の内容を事前に確認したいとき——そうした「受診前の不安や疑問を解消するフェーズ」でクリニックの記事が表示されることで、初めて集患につながる可能性が生まれます。
SEO記事はただの情報提供ではなく、「検索→記事閲覧→クリニックへの興味→予約」という流れを設計するコンテンツです。
診療科ページとSEO記事の違い
多くのクリニックサイトには、診療科ページや治療メニューページがすでにあります。では、なぜSEO記事が必要なのでしょうか。
診療科ページは「当院では〇〇科の診療を行っています」という案内が中心で、患者さんが受診を決めた後に確認するページです。一方、SEO記事は「まだ受診を迷っている患者さん」「症状の原因を知りたい患者さん」に向けた情報発信です。
| ページ種別 | 目的 | 主な読者 | 検索キーワード例 |
|---|---|---|---|
| 診療科ページ | 診療内容・料金の案内 | 受診意向がある人 | 「〇〇クリニック 内科」 |
| SEO記事 | 疑問・不安の解消 | まだ迷っている人 | 「頭痛 何科 受診」「虫歯 放置 どうなる」 |
診療科ページだけでは、まだ受診を決めていない検索者には届きません。SEO記事によって、受診前の段階から患者さんと接点を持つことができます。
クリニックSEOで記事が重要な理由
クリニックの地域SEOにおいては、Googleビジネスプロフィールの最適化や診療科ページの充実も重要です。しかし、記事コンテンツが積み上がることで、次の効果が生まれます。
検索流入の間口が広がります。診療科ページだけでは獲得できなかった「症状名」「治療名」「検査名」のキーワードで流入が増えます。また、記事を継続して公開することで、サイト全体の信頼性がGoogleに評価されやすくなります。さらに、患者さんが受診前に記事を読んでいることで、来院時の不安が和らぎ、スタッフとのコミュニケーションがスムーズになるという副次的な効果もあります。
クリニックのSEO対策における記事の位置づけについては、クリニックのSEO対策とは?の記事もあわせてご参照ください。

クリニックのSEO記事で最初に決めるべきこと
1記事1テーマに絞る
記事を書き始める前に、「この記事で何を伝えるか」を1つに絞ることが不可欠です。「花粉症の症状と治療と予防と食事療法について」という欲張った記事は、検索エンジンにとってもテーマが不明確で評価されにくく、読者にとっても「結局何が言いたいのか」わかりにくい記事になります。
たとえば「花粉症の症状」について書くなら、「花粉症の症状の種類と、目・鼻・のどそれぞれへの影響」に絞る。「花粉症の治療」について書くなら、「舌下免疫療法とは何か、どんな人に向いているか」に絞る。このように記事を分割することで、それぞれのキーワードで上位表示を狙いやすくなります。
患者さんが実際に検索する言葉を選ぶ
医師や医療スタッフが使う専門用語と、患者さんが検索する言葉は異なります。「上気道炎」より「喉の風邪」、「齲蝕」より「虫歯」、「脂漏性皮膚炎」より「頭皮のフケ・かゆみ」のほうが、実際の検索ボリュームに近い表現です。
Googleサジェスト(検索窓に入力したときに表示される候補)、「他の人はこちらも検索」の欄、Googleキーワードプランナーなどを使って、患者さんの言葉でキーワードを選びましょう。
地域名を入れるべき記事と入れない記事を分ける
「渋谷 内科 頭痛」のように地域名を入れたキーワードは、来院意向が高い患者さんが検索するため、予約につながりやすい一方で検索ボリュームは少なめです。「頭痛 何科」のように地域名なしのキーワードは、検索ボリュームは大きいものの、遠方の人も含む幅広い読者に届きます。
実務的な使い分けとしては、「地域密着型の症状・治療記事」には地域名を入れ、「広く検索されるお役立ち記事」には地域名を入れない構成が一般的です。クリニックの規模や競合状況によって最適な戦略は異なります。

新患予約につなげるSEO記事の基本構成テンプレート

症状記事の構成テンプレート
「膝が痛い」「目がかすむ」「子どもが熱を出した」といった症状系のキーワードは、受診前に検索されやすく、来院意向が高い患者さんを集めやすいカテゴリです。
【タイトル例】膝の内側が痛い原因と、受診のめやす|〇〇クリニック
H2:膝の内側が痛む主な原因
H3:膝の使いすぎによる痛み
H3:変形性膝関節症の可能性
H3:靭帯や半月板の損傷
H2:こんな症状があれば受診を検討しましょう
H3:安静にしても痛みが続く場合
H3:腫れや熱感を伴う場合
H3:歩行に支障がある場合
H2:整形外科での診察・検査の流れ
H2:自宅でできるケアと注意点
H2:当院の整形外科について(内部リンク+予約ボタン)
症状記事では「原因→受診のめやす→診察の流れ」という順番で書くと、患者さんの「自分は受診すべきか?」という疑問に答えやすくなります。「必ず受診してください」ではなく「こんな場合は早めに受診を検討しましょう」という表現にすることも大切です。
治療記事の構成テンプレート
「インプラント 治療 流れ」「大腸カメラ 費用」「白内障 手術 怖い」といった治療・処置を調べている患者さんに向けた記事です。
【タイトル例】大腸カメラ(大腸内視鏡検査)の流れと費用|よくある疑問にお答えします
H2:大腸カメラとはどんな検査か
H2:検査を受けた方がよいとされるケース
H2:当院での大腸カメラの流れ
H3:前日の準備(食事・下剤)
H3:当日の検査の流れ
H3:検査後の注意点
H2:費用と保険適用について
H2:よくある質問(Q&A)
H3:検査は痛いですか?
H3:仕事は何日休む必要がありますか?
H2:検査のご予約・お問い合わせ
治療・検査記事では、費用・時間・痛みへの不安に答えることが読者の安心につながります。「痛くありません」という断定表現は医療広告ガイドライン上問題になる可能性があるため、「鎮静剤を使用することで、苦痛を軽減する工夫をしています」のような表現にしましょう。
検査記事の構成テンプレート
「血液検査 何がわかる」「MRI 怖い」「眼底検査 目が見えなくなる?」のように、検査そのものへの不安や疑問を持つ読者向けの記事です。
【タイトル例】血液検査でわかること|どんな病気がチェックできるのか
H2:血液検査で調べられる主な項目
H2:健診と診察での血液検査の違い
H2:結果が出るまでの時間
H2:異常値が出たときはどうする
H2:定期的な血液検査のすすめ
H2:当院での血液検査について
検査記事は「不安を解消してあげる」ことが最大の役割です。検査の目的と手順をわかりやすく説明し、「検査を受ける前に知っておけばよかった」という情報を先回りして提供することで、受診のハードルが下がります。
予防・生活習慣記事の構成テンプレート
「夏風邪 予防 方法」「歯磨きのコツ 虫歯にならない」「花粉症 食事 効果」など、治療よりも予防・健康管理の情報を求める読者向けです。
【タイトル例】花粉症を悪化させないための日常生活の工夫
H2:花粉症の症状が悪化しやすい原因
H2:花粉が多い時期の外出時の注意点
H2:室内での花粉対策
H2:食生活と花粉症の関係
H2:市販薬の上手な使い方と限界
H2:症状がつらい場合は耳鼻科への受診を
予防記事は直接的な集患につながりにくいように見えますが、地域住民に有用な情報を届け続けることで、クリニックへの信頼感が醸成されます。記事の末尾に「症状が続く場合の受診案内」を加えることで、検索流入を来院につなげる導線が作れます。
クリニックSEO記事を書く7つの手順
手順1 キーワードを決める
記事制作はキーワードの決定から始まります。患者さんがどんな言葉で検索するかを想像しながら、検索ボリュームと競合の強さを確認しましょう。
ツール例:
- Googleサジェスト(無料・手軽)
- Googleキーワードプランナー(無料)
- [Google Search Console](サイト運営者向け・自サイトの流入キーワード確認に必須)
キーワードを選んだら、検索結果ページ(SERP)で実際に検索してみてください。上位に表示されているのが医療機関の記事か、医療メディアか、Wikipediaかによって、上位表示の難易度と書くべき記事の方向性が変わります。
手順2 検索意図を整理する
キーワードが決まったら、「このキーワードを検索している人は、何を知りたくて検索しているか」を整理します。
たとえば「大腸カメラ 準備」で検索している人は、「検査当日までに何をしなければならないか知りたい」という意図があります。この意図に答えない記事——たとえば大腸カメラの費用や仕組みだけを説明した記事——は、検索意図にズレがあるため離脱率が高くなり、Googleの評価も上がりにくくなります。
検索意図は「情報収集」「比較検討」「受診行動」の3段階に分けて考えると整理しやすいです。
| 検索意図の段階 | 例 | 記事の役割 |
|---|---|---|
| 情報収集 | 「花粉症 症状」「虫歯 放置」 | 知識提供・不安解消 |
| 比較検討 | 「インプラント 部分入れ歯 違い」「内視鏡 種類」 | 選択肢の整理 |
| 受診行動 | 「〇〇市 内科 当日予約」「虫歯 治療 費用」 | 来院・予約の後押し |
手順3 見出し構成を作る
本文を書く前に、見出し(H2・H3)の構成を作ります。見出し構成は記事の設計図であり、ここを丁寧に作ることで本文が書きやすくなり、記事全体のロジックも整理されます。
見出しを作る際は、上位表示されている競合記事のH2・H3を参考にしつつ、「競合記事が答えていない疑問に答える見出し」を加えることで差別化できます。
たとえば「大腸カメラ 費用」の記事で、競合が「検査費用の目安」しか書いていなければ、「保険が適用される条件と自費になるケース」「当院での費用の内訳」など、より具体的な見出しを追加することで、読者の疑問により深く答えられます。
手順4 本文を書く
構成が決まったら、見出しごとに本文を書きます。クリニックのSEO記事では、次の点を意識してください。
結論を先に書く。 「〇〇は△△です。その理由は……」という構造が、読者が求める情報にすぐたどり着けるため、読みやすい記事になります。
患者さんの言葉で書く。 「炎症性腸疾患」より「腸に炎症が起きる病気」、「歯牙欠損」より「歯が欠けた・失った状態」のように、読者が普段使う言葉に置き換えましょう。
1段落を短く保つ。 スマートフォンで読む患者さんが多いため、1段落は4〜5行程度を目安にしましょう。長い段落は視覚的な圧迫感を与え、離脱につながります。
断定を避ける。 「この症状は〇〇病です」「この治療を受ければ改善します」のような断定表現は医療情報として不適切です。「〇〇の可能性があります」「症状が続く場合は医師にご相談ください」という表現を基本にしてください。
手順5 医療広告ガイドラインに配慮する
本文が書けたら、医療広告ガイドラインに反する表現が含まれていないかを確認します。この手順は後述の「医療広告ガイドライン上、SEO記事で注意すべき表現」で詳しく解説します。
厚生労働省が公表している[医療広告規制について|厚生労働省]を確認しながら、問題のある表現を修正してください。
手順6 内部リンクで予約導線を作る
記事を読んだ患者さんが「受診してみよう」と思ったとき、次にどこへ行けばいいかがわかるように、内部リンクを設計します。
具体的には「診療科ページへのリンク」「関連する他の記事へのリンク」「予約・問い合わせページへのリンク」の3種類を意識して配置します。内部リンクについては後述の章で詳しく説明します。
手順7 公開後に改善する
記事は公開して終わりではありません。[Google Search Console]で「どのキーワードで何位に表示されているか」「クリック率はどのくらいか」を定期的に確認し、順位が低い場合や離脱率が高い場合はリライト(改善)を行います。
Googleに記事がインデックスされるまで、通常1〜4週間かかります。公開後2〜3ヶ月のデータをもとに改善を判断するのが現実的です。

医療広告ガイドライン上、SEO記事で注意すべき表現

避けたい表現例
医療機関が発信するWebコンテンツは、医療広告ガイドラインの適用を受けます。以下のような表現は、ガイドライン違反になる可能性があるため使用しないでください。
- 「この治療で必ず改善します」「絶対に治ります」などの治癒の保証
- 「地域No.1」「最高品質の医療」などの他院との比較・優位性の主張
- 「痛みゼロで治療できます」「完全無痛」などの断定的な安全性の主張
- 「口コミで大人気」「患者満足度99%」などの根拠不明な数値・評判の引用
- ビフォーアフター写真の掲載(医療機関のWebサイトへの掲載は原則として制限があります)
言い換え例
| 避けるべき表現 | 言い換え例 |
|---|---|
| 「必ず改善します」 | 「症状の改善が期待できます」「担当医にご相談ください」 |
| 「痛みゼロ」「無痛」 | 「麻酔の使用や声かけなどにより、痛みに配慮した治療を行っています」 |
| 「地域No.1」 | 根拠のある実績・取組内容を具体的に記載する |
| 「絶対安全」 | 「安全性に十分配慮しています」「リスクについて事前にご説明します」 |
| 「口コミで人気」 | 「多くの患者さんにご利用いただいています」(件数等の根拠がある場合) |
自由診療記事で入れるべき情報
保険外診療(自由診療)の治療について記事を書く場合は、以下の情報を必ず掲載することが求められます。
費用の明示。 治療の料金(税込み)を具体的に記載してください。「料金はお問い合わせください」だけでは不十分です。
リスク・副作用の説明。 治療に伴う可能性のあるリスクや副作用についても説明が必要です。良い面だけを強調した記事は、景品表示法や医療広告ガイドライン上問題になる可能性があります。
保険診療との違いの説明。 保険が使えない理由と、自由診療を選ぶ場合のメリット・デメリットを客観的に記載しましょう。
なお、自由診療の広告表現については[景品表示法|消費者庁]および[特定商取引法|消費者庁]も関連しますので、必要に応じて専門家にご相談ください。
本記事は、医療機関向けのWeb集患支援を行うエレファント・ブレイン合同会社が作成しています。当社代表は、YMAA認証マーク([YMAA認証マーク制度|一般社団法人 薬機法医療法規格協会])およびKTAA認証マーク([KTAA認証マーク制度|一般社団法人 薬機法医療法規格協会])を取得しています。医療広告ガイドライン・薬機法・景品表示法・特定商取引法に配慮しながら、クリニック・歯科医院向けのSEO記事制作、広告表現、Web集患導線の改善を支援しています。
SEO記事から新患予約につなげる内部リンク設計

記事から診療科ページへつなぐ
症状や治療について解説した記事の末尾に、「当院の〇〇科について」という形で診療科ページへのリンクを設置します。記事で患者さんの疑問や不安が解消された後、「では実際に受診してみよう」という行動につながる自然な導線です。
たとえば「膝の痛みの原因と受診のめやす」という記事なら、「当院の整形外科では、レントゲン・MRIを用いた診断を行っています。膝の痛みが続く方はお気軽にご相談ください。」という形でリンクを置くと、読者の行動を促しやすくなります。
記事同士をつなぐ
関連する記事同士を内部リンクでつなぐことで、読者が必要な情報へ移動しやすくなります。また、検索エンジンにとっても、サイト内のページ同士の関係性を理解しやすくなるため、記事を孤立させない設計が重要です。
例として、「花粉症の症状」の記事から「花粉症の治療法」の記事へ、「大腸カメラの準備」の記事から「大腸カメラの費用と保険について」の記事へ、というように関連するトピックをつないでいきましょう。記事が増えるほど内部リンクの設計が重要になります。
クリニックブログで集患する方法については、クリニックブログで集患する方法の記事が参考になります。
予約ページへの導線は自然に置く
「ご予約はこちら」というボタンやリンクは、記事の末尾に1カ所設けるのが基本です。記事の中に何度も予約リンクを入れると、売り込みに見えて読者の信頼を損なう可能性があります。
記事を最後まで読んだ患者さんが、自然に「予約する」という選択肢にたどり着けるような流れを意識しましょう。
診療科別・記事テーマ例
内科クリニックの記事例
- 発熱が続くときの受診のめやす
- 風邪とインフルエンザの見分け方
- コレステロール値が高いと言われたら
- 健康診断で「要精査」となった場合の対応
- 長引く咳の原因と受診のタイミング
- 血圧が高い状態を放置するリスク
- 夏バテと熱中症の違いと対処法
皮膚科クリニックの記事例
- 顔のニキビが繰り返す原因と対策
- 子どものとびひ(伝染性膿痂疹)の症状と対応
- 手のかゆみ・湿疹が続く原因
- 日焼け後のケアと皮膚科での治療
- 水虫(足白癬)の正しい治療法と市販薬の限界
- アトピー性皮膚炎の日常生活での工夫
- シミ・くすみの種類と治療の違い(美容皮膚科)
歯科医院の記事例
- 虫歯をそのまま放置するとどうなるか
- 歯医者が怖い人向け、安心して受診するためのヒント
- インプラントと入れ歯の違い
- 子どもの歯並びが気になるときの相談時期
- 知覚過敏の原因と治療の流れ
- 矯正治療の種類と費用の目安
- 歯のホワイトニングで変わること・変わらないこと
耳鼻科・眼科・小児科の記事例
耳鼻科
- 副鼻腔炎(蓄膿症)の症状と手術が必要なケース
- 突発性難聴はなぜ早期受診が重要なのか
- 子どもの滲出性中耳炎と受診のめやす
眼科
- 飛蚊症は放置してよいか?
- 白内障の手術を受けるタイミング
- スマホの見すぎと目の疲れの関係
小児科
- 子どもの発熱、病院に行くべき目安
- RSウイルスとはどんな病気か
- 食物アレルギーの検査と対応の流れ
AIでクリニックのSEO記事を書くときの注意点
AIに丸投げすると危険な理由
ChatGPTやClaudeなどのAIツールは、記事制作の補助として非常に有用です。しかし、クリニックのSEO記事をAIに丸投げすることには、いくつかのリスクがあります。
AIは最新の医療情報を持っていない場合があります。ガイドラインや治療法は更新されるため、AIが生成した情報が古かったり、不正確だったりする可能性は否定できません。また、AIは医療広告ガイドラインに配慮した表現を自動的に使うとは限らず、断定的な表現や比較表現が含まれることもあります。
[Google検索セントラル|有用で信頼性の高いユーザー第一のコンテンツ作成]でも示されているように、Googleは「人が書いたか、AIが書いたか」よりも「コンテンツが読者にとって有用で信頼できるか」を評価基準にしています。ただし、AIが生成した内容をそのまま量産することはスパムに相当するとして評価を下げる可能性があります。
AIを使うなら構成作成・下書き・リライトに使う
AIを効果的に活用する使い方は、「記事の構成案を複数出してもらう」「下書きを作成してもらい、医師や担当者が加筆・修正する」「既存の記事のリライト(見出し変更・文章の整理)のたたき台にする」といった補助的な役割に留めることです。
AIに「このクリニックの治療実績と患者さんの声を元に、受診を検討している方向けの記事を書いてください」と依頼する際には、クリニック固有の情報をインプットとして与えることで、一般論ではなくクリニックらしさが出た記事の下書きが得られます。
最終確認は人が行う
AIが生成した記事は、必ず医師またはWeb担当者が確認し、以下のチェックを行ってください。
- 医療情報として誤った内容が含まれていないか
- 医療広告ガイドラインに反する表現が含まれていないか
- そのクリニックの診療方針・設備・実態に合った内容になっているか
- 患者さんが読んで「わかりやすい」「信頼できる」と感じる文章になっているか
SEO記事を院内で書くべきか、外注すべきか
院内で書きやすいケース
院内スタッフが書いた方がよいのは、クリニック固有の情報が必要な記事です。「当院の診療の特徴」「院長の専門領域について」「施設・設備の紹介」のような記事は、外注しても内部の情報がなければ書けません。
また、医師が書く「コラム」的な記事は、専門家としての信頼性を伝えるうえで効果的です。専門的な見解や診察経験からの気づきを、わかりやすい言葉で発信することは、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)の観点からもプラスに働く可能性があります。
外注した方がよいケース
一方で、次のような状況では外注を検討する価値があります。
記事を書く時間がスタッフにない。記事を書いているが検索順位が上がらない。医療広告ガイドラインの判断に自信がない。こうした状況が続いているなら、専門の記事制作会社への依頼が効率的です。
外注の場合でも、クリニックの診療内容・患者層・方針についてのヒアリングを十分に行う制作会社を選ぶことが重要です。また、記事の事前確認・修正依頼ができる体制があるかも確認しましょう。
外注を検討している方には、クリニックブログは外注すべき?および医療記事制作代行の選び方も参考にしてください。
外注先を選ぶときのチェックポイント
| チェック項目 | 確認内容 |
|---|---|
| 医療広告の知識 | 医療広告ガイドラインへの対応実績はあるか |
| SEOの実績 | クリニック・医療機関のSEO支援の経験があるか |
| ヒアリング体制 | クリニックの診療内容をきちんとヒアリングするか |
| 修正対応 | 公開前の確認・修正依頼に対応しているか |
| 継続支援 | 公開後の改善提案まで含むサービスがあるか |
クリニックのSEO記事でよくある失敗
検索キーワードを決めずに書いている
「何か有益な情報を発信しよう」という意識は大切ですが、誰が検索するかを考えずに書かれた記事は、検索流入が生まれません。「院長のブログ日記」や「スタッフの研修報告」は患者さんが検索するコンテンツではないため、SEO効果はほとんど期待できません。
記事を書く前に「このキーワードは月に何件検索されているか」「この記事を読むのはどんな状況の人か」を必ず確認しましょう。
専門用語が多すぎる
医療従事者が書いた記事によく見られるのが、専門用語の多用です。「上気道炎を主訴とした患者への対応」ではなく「喉の痛みや鼻水で来院された方への対応」と書いた方が、患者さんには伝わります。
記事を書いた後、医療の知識がない家族や友人に読んでもらうことが、読みやすさの確認として有効です。
医療広告表現が危ない
前述のとおり、「必ず治る」「最高の技術」「患者満足度100%」のような表現は医療広告ガイドラインに抵触する可能性があります。担当者が無意識に使ってしまいがちな表現なので、チェックリストを作って毎回確認する習慣をつけましょう。
記事から予約につながっていない
良い記事が書けても、そこから次の行動(診療科ページの閲覧、予約)への導線がなければ、読んで終わりになってしまいます。
Google Search Consoleとアクセス解析ツールを使って、「記事を読んだ人がどのページに移動しているか」「そのまま離脱しているか」を定期的に確認し、内部リンクの改善に活かしましょう。
まとめ|クリニックのSEO記事は「検索意図・医療広告配慮・予約導線」まで設計する
クリニックのSEO記事を成果につなげるためには、「書くこと」だけでなく「設計すること」が重要です。
患者さんが実際に検索する言葉を選び、その検索意図に正面から答える構成を作り、医療広告ガイドラインに配慮した表現で本文を書き、記事から診療科ページや予約ページへの導線を設計する。この一連の流れを丁寧に行うことで、記事は単なる情報発信から新患獲得のための集患コンテンツに変わります。
一度にすべてを完璧にする必要はありません。まずはキーワードを1つ決めて、症状記事か治療記事を1本書いてみることから始めてみてください。
クリニックのWeb集患全体の戦略については、クリニックのWeb集患とは?やクリニックの集患方法10選も参考にしてください。
本記事の作成・参考情報
作成:エレファント・ブレイン合同会社
本記事は、医療機関向けのWeb集患支援を行うエレファント・ブレイン合同会社が作成しています。当社代表は、YMAA認証マークおよびKTAA認証マークを取得しており、医療広告ガイドライン・薬機法・景品表示法・特定商取引法に配慮したクリニック・歯科医院向けのSEO記事制作、広告表現の最適化、Web集患導線の改善を支援しています。
参考公式情報
- 医療広告規制について|厚生労働省
- 景品表示法|消費者庁
- 特定商取引法|消費者庁
- Google検索セントラル|有用で信頼性の高いユーザー第一のコンテンツ作成
- Google Search Console
- YMAA認証マーク制度|一般社団法人 薬機法医療法規格協会
- KTAA認証マーク制度|一般社団法人 薬機法医療法規格協会
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クリニック・歯科医院のSEO記事制作でこんなお悩みはありませんか?
「記事を書く時間がない」「書いても検索順位が上がらない」「医療広告ガイドラインの判断が不安」「記事から予約につながっていない」
スマートコラムでは、キーワード選定・競合調査・構成作成・記事制作・WordPress投稿・公開後の改善提案まで、クリニック・歯科医院のSEO記事制作を一気通貫でサポートしています。医療広告ガイドラインに配慮した表現の確認も含めて対応していますので、記事制作の外注をご検討の際はお気軽にご相談ください。
