クリニックホームページ改善チェックリスト50項目|集患完全ガイド - エレファント・ブレイン合同会社
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クリニックホームページ改善チェックリスト50項目|集患完全ガイド

クリニックホームページ改善チェックリスト50項目
目次

クリニックのホームページ改善を集患につなげる50項目を、SEO・E-E-A-T・スマホ対応・予約導線・医療広告ガイドラインの観点から解説。院長・事務長が自院サイトを採点し、改善の優先順位まで判断できる保存版です。

50項目チェックから集患改善までの全体フローを示した図

「ホームページを作ったのに、患者が増えない」。多くの院長が抱える悩みです。

結論から言うと、集患できないホームページには、共通する改善ポイントがあります。逆に言えば、正しく改善すれば結果は変わります。

この記事では、クリニックのホームページ改善を50項目のチェックリストにまとめました。SEO・E-E-A-T・医療広告ガイドラインまで踏まえた、実務者向けの完全ガイドです。

読み終わるころには、次の状態を目指せます。

  • 自院ホームページの改善点が具体的に分かる
  • SEO(検索エンジン最適化)の改善方法が分かる
  • 集患につながる優先順位が分かる
  • ホームページ制作会社へ適切に依頼できる

まずは全体像を、次の要約から押さえてください。

この記事の要約(結論ファースト)

  • クリニックのホームページ改善とは「見た目の刷新」ではなく「集患導線の最適化」です。
  • 改善効果が大きい順は、①予約・問い合わせ導線 ②ファーストビュー ③スマホ対応 ④SEO ⑤E-E-A-T です。
  • 医療機関は「医療広告ガイドライン」を守る必要があり、誇大表現や体験談の扱いに注意します。
  • 50項目のうち、約半分は自院で改善可能。残りは制作会社への依頼が現実的です。
  • 何から手をつけるか迷う場合は、記事末尾の「無料ホームページ診断」で現状を把握できます。

クリニックホームページ改善とは

クリニックホームページ改善とは、Webサイトを「患者が来院したくなる状態」に整えることです。デザインを新しくするだけではありません。

デザイン変更と集患改善の違いを比較した図

多くの院長が「古くなったから作り直す」と考えます。しかし本質は、見た目ではなく「機能」です。

ここで言う機能とは、次の3つを指します。

  • 見つけてもらう機能:検索やGoogleマップから患者に発見される
  • 信頼してもらう機能:安心して選べる情報が整っている
  • 行動してもらう機能:予約・問い合わせまで迷わず進める

つまり改善とは、この3機能を1つずつ点検し、弱い部分を直す作業です。だからこそ、感覚ではなく「チェックリスト」で進めることが重要になります。

ホームページ改善とリニューアルの違い

「改善」と「リニューアル」は混同されがちです。しかし目的もコストも異なります。

  • 改善:既存サイトを部分的に直す。低コストで、効果検証しやすい。
  • リニューアル:全体を作り替える。高コストで、時間がかかる。

まず取り組むべきは、多くの場合「改善」です。全面リニューアルは、改善の限界が見えてから検討しても遅くありません。

なぜなら、リニューアルしても導線設計が悪ければ、集患は増えないからです。土台となる考え方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

クリニックSEOとは|検索集客の基礎をやさしく解説

改善で陥りやすい3つの誤解

改善に取り組む前に、よくある誤解を解いておきます。ここを間違えると、努力の方向がずれてしまいます。

  • 誤解1:デザインを新しくすれば集患できる 実際は、導線と情報の分かりやすさのほうが集患に効きます。見た目より機能を優先します。
  • 誤解2:一度作れば、ずっと集患できる 実際は、検索基準も患者ニーズも変化します。継続的な見直しが欠かせません。
  • 誤解3:SEOはすぐに効果が出る 実際は、成果まで数カ月かかるのが一般的です。即効性のある改善と組み合わせて進めます。

この3つを理解しておくだけで、改善の判断がぶれにくくなります。

改善で使う専門用語をやさしく解説

この記事で登場する用語を、先に整理します。

  • SEO:検索エンジン最適化。GoogleやYahoo!で上位表示させる施策のこと。
  • E-E-A-T:Google が品質評価で重視する4要素。経験・専門性・権威性・信頼性を指します。
  • ファーストビュー:ページを開いて最初に見える画面領域のこと。
  • CV(コンバージョン):予約や問い合わせなど、成果となる行動のこと。
  • 導線:訪問者が目的の行動にたどり着くまでの道筋のこと。

これらは以降でも繰り返し使うため、ここで押さえておくと読みやすくなります。


ホームページ改善が集患につながる理由

ホームページ改善が集患につながる理由は、患者の来院前行動が「検索」に変わったからです。

患者の検索から予約までの行動フロー

厚生労働省の受療行動調査でも、医療機関を選ぶ際にインターネットを参考にする患者は年々増えています。特に自由診療や歯科では、比較検討が当たり前です。

つまり、ホームページは「24時間働く受付」です。ここで信頼を得られなければ、患者は他院を選びます。

集患に直結する3つの理由

改善が集患につながる理由を、3点に整理します。

  1. 検索で見つかるから:SEO改善で「地域名+診療科」の検索に表示される
  2. 不安が解消されるから:医師情報や症例で、来院前の不安が減る
  3. 行動しやすいから:予約導線が明確だと、離脱せず予約に進む

この3つが噛み合うと、同じ広告費でも来院数は変わります。逆に1つでも欠けると、機会損失が生まれます。

集患を「ファネル」で捉える

集患は、段階(ファネル)で考えると整理しやすくなります。上から順に、人数が絞られていくイメージです。

  • 認知:検索やGoogleマップで、患者に見つけてもらう段階
  • 検討:ページを読み、信頼できるか判断してもらう段階
  • 行動:予約・問い合わせに進んでもらう段階

各段階で、人は少しずつ離脱します。だからこそ、どの段階で取りこぼしているかを見極めることが大切です。

たとえば、認知は多いのに検討で離れるなら、原因はファーストビューや診療ページにあります。検討まで進むのに行動しないなら、予約導線の問題です。

つまり改善とは、弱い段階を1つずつ埋める作業です。全体を漠然と直すより、確実に成果へ近づきます。

ホームページ・広告・SNSの役割分担

集患はホームページだけで完結しません。全体設計は、クリニックのWeb集患とはで体系的に解説しています。広告やSNSと役割分担すると、効率が上がります。

  • ホームページ:信頼を得て、予約につなげる「受け皿」
  • SEO:中長期に、検索から患者を集める「資産」
  • Web広告:短期に、狙った層へ届ける「加速装置」
  • SNS・口コミ:認知を広げ、親しみを持ってもらう「入口」

重要なのは、どの経路で来ても、最終的にホームページで予約に至る点です。つまり、受け皿であるホームページの改善が土台になります。

ここが弱いと、広告費をかけても成果につながりません。まずホームページを整えることが、費用対効果を高める近道です。

「アクセスはあるのに予約が増えない」の正体

「アクセス数は多いのに予約が少ない」という相談は非常に多いです。原因のほとんどは、導線とファーストビューにあります。

  • 電話番号や予約ボタンが見つけにくい
  • スマホで文字が小さく、読む気になれない
  • 診療時間や休診日が分かりにくい

これらは、大掛かりなリニューアルなしで直せます。だからこそ「改善」の費用対効果は高いのです。

集患の全体像を体系的に知りたい場合は、次の記事も参考になります。

クリニックの集患方法|Web集患の全体像と始め方


約180院の記事制作支援で見えた「改善が進みやすい医院」の共通点

エレファント・ブレインでは、歯科医院を中心に約180院の医療機関向け記事制作に携わってきました。 その中で感じるのは、ホームページ改善が進みやすい医院ほど、 最初から全面リニューアルを目指していないということです。

まず診療時間、料金、予約ボタン、診療ページ、スマホ表示など、 患者の判断に直結する箇所を小さく改善します。 そのうえで、Search ConsoleやGoogle Analytics 4の数字を確認し、 効果が見られた施策を他ページへ広げています。

反対に、目的や計測方法を決めないままデザインだけを変更すると、 公開後に「何が良くなったのか」を判断できません。 改善は、制作物ではなく運用の仕組みとして考えることが大切です。

改善前に確認するポイント

改善に入る前に、確認すべきポイントがあります。順番を間違えると、努力が無駄になるからです。

目的・現状・優先順位を確認する流れ

結論として、着手前に「目的」「現状」「制約」の3つを言語化してください。ここが曖昧だと、改善がぶれます。

ステップ1:改善の目的を決める

まず、何のための改善かを決めます。目的により、直すべき場所が変わるからです。

  • 新規患者を増やしたい → SEO・ファーストビュー・予約導線
  • 特定の自由診療を増やしたい → 該当診療ページ・症例・料金の明確化
  • 採用を強化したい → 採用ページ・スタッフ紹介

目的が複数ある場合は、優先順位をつけます。全部を同時に狙うと、メッセージが薄まります。

ステップ2:現状データを確認する

次に、現状を数字で把握します。感覚での改善は再現性がないからです。

確認したい代表的な指標は以下です。

  • アクセス数(どのページに、どれだけ人が来ているか)
  • 流入経路(検索・広告・地図・SNSのどれか)
  • 直帰率・滞在時間(すぐ離脱していないか)
  • 予約数・問い合わせ数(実際の成果)

これらは Google Analytics 4Google Search Console で確認できます。ツール活用の詳細は、以下をご覧ください。

Search Console活用方法|クリニックのSEO分析入門

ステップ3:制約条件を洗い出す

最後に、制約を確認します。実行できない改善案は、絵に描いた餅だからです。

  • 予算はいくらまで使えるか
  • 誰が更新作業を担当するか
  • 制作会社との契約で、自由に触れる範囲はどこか

あわせて確認したい:競合クリニックのサイト

自院だけを見ていても、改善の基準は分かりません。近隣の競合クリニックを確認すると、相場観がつかめます。

確認したいのは、次のような点です。

  • どんなキーワードで検索上位に表示されているか
  • ファーストビューで、何を訴求しているか
  • 予約導線や料金の見せ方は、どうなっているか
  • ブログや症例を、どの程度発信しているか

競合の真似をする必要はありません。あくまで「患者が比較する対象」として、自院の立ち位置を客観視するために使います。

同じ土俵で戦うのではなく、自院ならではの強みを見つける材料にしてください。

この3ステップを終えてから、次のチェックリストに進んでください。


クリニックホームページ改善チェックリスト50項目

ここからが本記事の中心、50項目のチェックリストです。16カテゴリに分けて解説します。

50項目を16カテゴリで整理した全体図

各項目は「チェック内容」「重要な理由」「改善方法」の3点セットで解説します。自院サイトを開きながら、1項目ずつ確認してください。

使い方:各項目を「◯(できている)」「△(一部)」「✕(できていない)」で採点すると、改善優先度が見えます。

50項目一覧|まずは自院サイトを採点してください

以下の一覧は、記事本文の50項目を一度に確認できる採点シートです。 「できている」は○、「一部できている」は△、「未対応」は×として記録してください。 ×のうち、優先度が「最優先」の項目から改善すると、限られた時間でも進めやすくなります。

No. チェック項目 カテゴリ 優先度 判定
1 診療時間・休診日が正確で分かりやすい 基本情報 最優先
2 住所・電話番号が全ページから確認できる 基本情報
3 院長・医師の氏名と経歴が明記されている 基本情報
4 アクセス情報が具体的に掲載されている 基本情報
5 何科の・どこのクリニックか一瞬で分かる ファーストビュー 最優先
6 最初の画面に予約・電話ボタンがある ファーストビュー 最優先
7 写真が清潔感・安心感を与えている ファーストビュー
8 自院の強みが具体的に伝わる ファーストビュー
9 主要ページへ2クリック以内で到達できる 導線設計
10 スマホのメニューが使いやすい 導線設計
11 各ページに次の行動への誘導がある 導線設計 最優先
12 診療メニューごとに専用ページがある 診療ページ
13 治療の流れが分かりやすい 診療ページ
14 料金・費用が条件込みで明記されている 診療ページ 最優先
15 ページごとのタイトルタグが最適化されている SEO
16 H1・H2・H3の構造が適切である SEO
17 キーワードが自然に含まれている SEO
18 関連ページが内部リンクでつながっている SEO
19 執筆者・監修者の専門性が示されている E-E-A-T
20 公的機関などの一次情報が示されている E-E-A-T
21 運営者情報と医院の実在性が明確である E-E-A-T 最優先
22 スマホで文字が読みやすい スマホ対応 最優先
23 ボタンが指で押しやすい スマホ対応
24 スマホ表示の崩れがない スマホ対応
25 ページがスムーズに表示される 表示速度
26 画像が圧縮・WebP化されている 表示速度
27 Core Web Vitalsを確認している 表示速度
28 24時間利用できるオンライン予約がある 予約導線 最優先
29 予約完了までの手順が少ない 予約導線 最優先
30 スマホから電話予約しやすい 予約導線
31 問い合わせフォームが使いやすい お問い合わせ
32 個人情報の取り扱いが明示されている お問い合わせ 最優先
33 問い合わせ後の流れが分かる お問い合わせ
34 患者の悩みに答える記事がある ブログ
35 記事の専門性・監修体制が担保されている ブログ
36 記事の更新・リライトが止まっていない ブログ
37 Google口コミへ誠実に返信している 口コミ
38 不適切な誘導をせず口コミ導線を整えている 口コミ
39 低評価へ個人情報に配慮して対応している 口コミ
40 Googleビジネスプロフィールの情報が最新である GBP 最優先
41 外観・内観・設備の写真が充実している GBP
42 カテゴリ・診療内容が適切に設定されている GBP
43 Google Analytics 4が設置されている アクセス解析
44 Search Consoleで検索状況を確認している アクセス解析
45 予約・問い合わせを計測できている アクセス解析 最優先
46 サイト全体が常時SSL化されている セキュリティ 最優先
47 問い合わせ情報を安全に管理している セキュリティ 最優先
48 誇大・虚偽の表現がない 医療広告 最優先
49 体験談・ビフォーアフターの扱いが適切である 医療広告 最優先
50 比較優良表現・費用表示のルールを守っている 医療広告 最優先

<div class=”checklist-actions no-print”> <button type=”button” onclick=”window.print()”>この50項目を印刷・PDF保存する</button> </div>

この表はブラウザの印刷機能からPDFとして保存できます。院内会議や制作会社への改善依頼書として、そのまま共有できる設計です。

特に効果の大きい5項目

50項目すべてが、同じ重要度ではありません。まず優先したいのは、次の5項目です。

  1. ファーストビューに予約・電話ボタンがあるか(項目6)
  2. スマホで文字が読みやすいか(項目22)
  3. オンライン予約が用意されているか(項目28)
  4. ページごとにタイトルタグが最適化されているか(項目15)
  5. 誇大・虚偽の表現がないか(項目48)

この5項目は「集患への影響」か「リスク回避」のどちらかで、効果が大きい項目です。時間がない場合は、ここから着手してください。

残りの項目は、余力に応じて段階的に進めれば十分です。

基本情報(項目1〜4)

基本情報は、集患の土台です。ここが抜けていると、他をどれだけ磨いても信頼されません。

項目1:診療時間・休診日が正確で分かりやすいか

  • チェック内容:曜日ごとの診療時間、昼休み、休診日が一目で分かるか
  • 重要な理由:診療時間の不明確さは、来院断念の直接原因になります
  • 改善方法:表形式で掲載し、祝日対応や年末年始も明記します

項目2:住所・電話番号が全ページから確認できるか

  • チェック内容:ヘッダーやフッターに、住所・電話が常時表示されているか
  • 重要な理由:連絡先を探させる時間が、離脱を生みます
  • 改善方法:フッター固定に加え、スマホは電話タップ発信を設定します

項目3:院長・医師の氏名と経歴が明記されているか

  • チェック内容:診療する医師が誰か、経歴とともに分かるか
  • 重要な理由:医療はYMYL領域で、発信者の信頼性が特に重視されます
  • 改善方法:資格・所属学会・診療方針を、事実に基づき記載します

項目4:アクセス情報(地図・最寄駅・駐車場)が具体的か

  • チェック内容:地図、最寄駅からの徒歩分数、駐車場の有無が分かるか
  • 重要な理由:来院可否の判断に直結し、地域SEOにも影響します
  • 改善方法:Googleマップを埋め込み、写真付きで道順を示します

このカテゴリの改善の目安:基本情報は「サイトとGoogleビジネスプロフィールで内容を一致させる」ことが第一歩です。診療時間や電話番号の食い違いは、それだけで信頼を損ないます。

ファーストビュー(項目5〜8)

ファーストビューは、数秒で「読むか離れるか」が決まる勝負どころです。ここの改善効果は非常に大きいです。

項目5:何科の・どこのクリニックか一瞬で分かるか

  • チェック内容:診療科目と地域が、最初の画面で伝わるか
  • 重要な理由:「自分向けか」を数秒で判断されるためです
  • 改善方法:「地域名+診療科」をキャッチコピーに含めます

項目6:ファーストビューに予約・電話ボタンがあるか

  • チェック内容:最初の画面に、行動ボタンが見えているか
  • 重要な理由:意欲が高い瞬間に、行動先を示せるからです
  • 改善方法:目立つ色のボタンを、画面上部に固定配置します
  • 改善の目安:スマホの実機で「ボタンが最初の画面に見えているか」を確認します

項目7:写真が清潔感・安心感を与えているか

  • チェック内容:院内や医師の写真が、明るく清潔に見えるか
  • 重要な理由:第一印象が、来院意欲を左右するためです
  • 改善方法:自然光の実写を使い、暗い・古い画像を差し替えます

項目8:強み(差別化ポイント)が伝わるか

  • チェック内容:他院ではなく自院を選ぶ理由が示せているか
  • 重要な理由:比較検討される時代に、選ばれる根拠が必要だからです
  • 改善方法:設備・診療方針・実績を、誇大にならない範囲で示します

このカテゴリでよくある失敗:スライドショーに情報を詰め込みすぎ、結局何のクリニックか伝わらないケースです。要素は絞り、1画面で「誰の・どんな悩みに応えるか」を明確にします。

導線設計(項目9〜11)

導線設計とは、訪問者を予約まで迷わせない道づくりです。良い情報も、たどり着けなければ無意味です。

項目9:主要ページへ2クリック以内で到達できるか

  • チェック内容:診療案内・料金・予約に、すぐ行けるか
  • 重要な理由:クリック数が増えるほど、離脱率が上がります
  • 改善方法:グローバルメニューを整理し、重要ページを上位に置きます

項目10:スマホのメニューが使いやすいか

  • チェック内容:ハンバーガーメニューが押しやすく、迷わないか
  • 重要な理由:クリニック閲覧の多くはスマホだからです
  • 改善方法:項目を絞り、階層を浅くして、指で押しやすくします

項目11:各ページに次の行動への誘導があるか

  • チェック内容:ページ末尾に、予約や関連ページへの案内があるか
  • 重要な理由:読み終えた直後が、最も行動しやすい瞬間です
  • 改善方法:ページごとに、適切なCTA(行動喚起)を設置します

診療ページ(項目12〜14)

診療ページは、来院を決める最終判断の場です。ここが薄いと、比較で負けます。

項目13の前に、診療ごとに独立ページを持つ考え方が基本です。

項目12:診療メニューごとに専用ページがあるか

  • チェック内容:主要な診療が、1ページずつ用意されているか
  • 重要な理由:検索は「症状・治療名」単位で行われるためです
  • 改善方法:診療別ページを作り、症状・流れ・費用を記載します

項目13:治療の流れが分かりやすく説明されているか

  • チェック内容:初診から治療完了までの流れが示されているか
  • 重要な理由:見通しが立つと、来院の不安が減るからです
  • 改善方法:ステップ形式や図で、通院回数の目安も示します

項目14:料金・費用が明確に記載されているか

  • チェック内容:自由診療の費用が、条件込みで明記されているか
  • 重要な理由:費用の不透明さは、不信と離脱を招きます
  • 改善方法:総額の目安、追加費用の有無まで正確に記載します

費用表示は医療広告ガイドラインの対象です。「◯円〜」だけの表記は避け、条件を併記します。

このカテゴリの改善の目安:診療ページは「症状で悩む患者が、来院を決められる情報がそろっているか」で判断します。症状・原因・治療の流れ・費用・通院回数の目安まであると、比較検討で選ばれやすくなります。

SEO(項目15〜18)

SEOは、検索から新規患者を継続的に集める仕組みです。広告と違い、資産として積み上がります。

タイトル・見出し・内部リンクの構造

項目15:ページごとにタイトルタグが最適化されているか

  • チェック内容:各ページのタイトルに、狙うキーワードが入っているか
  • 重要な理由:タイトルは、検索順位とクリック率に強く影響します
  • 改善方法:「訴求+地域+医院名」を30〜37文字で設定します
  • 改善の目安:全ページのタイトルが重複せず、それぞれ固有になっているか確認します

項目16:見出し(Hタグ)が適切な構造か

  • チェック内容:H1→H2→H3が、論理的な順序で使われているか
  • 重要な理由:構造が整うと、検索エンジンが内容を理解しやすくなります
  • 改善方法:1ページ1テーマとし、見出しに要点を含めます

項目17:キーワードが自然に含まれているか

  • チェック内容:症状名・治療名・地域名が、本文に無理なく入っているか
  • 重要な理由:検索意図との一致が、上位表示の前提だからです
  • 改善方法:詰め込みを避け、患者の言葉で自然に書きます

項目18:内部リンクで関連ページがつながっているか

  • チェック内容:関連する診療・コラムが、相互にリンクされているか
  • 重要な理由:回遊性が高まり、評価とCVの両方が伸びます
  • 改善方法:文脈に沿って、関連ページへ自然に誘導します

SEOの狙うキーワードの決め方は、以下で詳しく解説しています。

SEOキーワード選定|クリニックが狙うべき検索語の見つけ方

このカテゴリでよくある失敗:キーワードを本文に不自然に詰め込むことです。読みにくくなるうえ、評価も下がります。患者が実際に使う言葉で、自然に書くことを優先します。

E-E-A-T(項目19〜21)

E-E-A-Tとは、経験・専門性・権威性・信頼性の4要素です。医療はYMYL領域のため、Googleが特に重視します。

経験・専門性・権威性・信頼性の図

項目19:執筆・監修者の専門性が示されているか

  • チェック内容:コラムや解説に、医師名や監修表記があるか
  • 重要な理由:誰が言っているかが、医療情報の信頼を決めます
  • 改善方法:監修医師名・資格・プロフィールを明記します

項目20:一次情報や根拠が示されているか

  • チェック内容:主張に、公的機関などの根拠が添えられているか
  • 重要な理由:推測ではなく根拠が、信頼性を高めるからです
  • 改善方法:厚生労働省や学会など、公式の一次情報を参照します

項目21:運営者情報(院の実在性)が明確か

  • チェック内容:法人名・所在地・連絡先が明記されているか
  • 重要な理由:運営者の実在性が、信頼の前提だからです
  • 改善方法:運営者情報ページを整備し、全ページから到達可能にします

E-E-A-Tの考え方は、Googleの検索品質評価ガイドラインと、有用で信頼性の高いコンテンツ作成ガイドを確認するのが確実です。

スマホ対応(項目22〜24)

スマホ対応は、もはや必須です。クリニック検索の多くが、スマホから行われています。

スマホ表示の改善前後

項目22:スマホで文字が読みやすいか

  • チェック内容:拡大せずに、本文が快適に読めるか
  • 重要な理由:読みにくさは、即離脱につながるためです
  • 改善方法:本文16px以上、行間を広めに設定します
  • 改善の目安:拡大せずに読めるか、高齢の家族などに見てもらうと客観的に分かります

項目23:ボタンが指で押しやすいか

  • チェック内容:予約・電話ボタンが、十分な大きさと間隔か
  • 重要な理由:誤タップは、ストレスと離脱を生みます
  • 改善方法:ボタンを大きくし、要素同士の間隔を確保します

項目24:スマホ表示崩れがないか

  • チェック内容:画像や表が、はみ出さず表示されるか
  • 重要な理由:表示崩れは、不信感の原因になります
  • 改善方法:レスポンシブ対応を確認し、実機で検証します

表示速度(項目25〜27)

表示速度は、離脱とSEOの両方に影響します。特にスマホでの体感速度が重要です。

項目25:ページの表示が速いか

  • チェック内容:開くまでに数秒以上かかっていないか
  • 重要な理由:表示が遅いほど、離脱率は上がります
  • 改善方法:不要なスクリプトを削減し、画像を最適化します

項目26:画像が最適化されているか

  • チェック内容:画像サイズが重すぎないか、次世代形式か
  • 重要な理由:画像はページ速度の最大要因になりがちです
  • 改善方法:適切な寸法にリサイズし、圧縮・WebP化します

項目27:Core Web Vitalsが基準を満たすか

  • チェック内容:読み込み・反応・安定性の指標が良好か
  • 重要な理由:Googleが評価に用いる公式の体験指標だからです
  • 改善方法:PageSpeed Insightsで計測し、指摘点を修正します

Core Web Vitals(コアウェブバイタル)とは、Googleが案内するCore Web Vitalsを含む「ページ体験の品質指標」です。

このカテゴリの改善の目安:スマホと表示速度は「自分のスマホで実際に開いて確かめる」ことが基本です。読み込みに数秒かかる、文字が小さい、ボタンが押しにくい——この3点がないかを、まず体感で確認します。

予約導線(項目28〜30)

予約導線は、集患の最終関門です。ここのわずかな改善が、予約数を大きく動かします。

サイト訪問から予約完了までの流れ

項目28:オンライン予約が用意されているか

  • チェック内容:24時間予約できる仕組みがあるか
  • 重要な理由:電話が難しい層の取りこぼしを防げます
  • 改善方法:予約システムを導入し、目立つ位置に導線を置きます
  • 改善の目安:予約完了までのタップ数を、5回以内に収めることを目標にします

項目29:予約までの手順が少ないか

  • チェック内容:予約完了までの入力・クリックが多すぎないか
  • 重要な理由:手順が増えるほど、途中離脱が増えます
  • 改善方法:入力項目を最小化し、迷わせない画面にします

項目30:電話予約もスムーズにできるか

  • チェック内容:スマホで番号タップ発信ができるか
  • 重要な理由:高齢層など、電話を好む患者が一定数いるためです
  • 改善方法:電話リンクを設定し、受付時間も併記します

このカテゴリでよくある失敗:予約フォームの入力項目が多すぎて、途中で離脱されることです。まず必要最小限に絞り、詳細は来院時に確認する設計にすると、予約完了率が上がりやすくなります。

お問い合わせ(項目31〜33)

お問い合わせは、予約に至る前の「相談窓口」です。ハードルを下げるほど、機会が増えます。

項目31:問い合わせフォームが使いやすいか

  • チェック内容:入力項目が適切で、送信まで迷わないか
  • 重要な理由:フォームの使いにくさは、離脱の原因です
  • 改善方法:必須項目を絞り、スマホ入力を最適化します

項目32:個人情報の取り扱いが明示されているか

  • チェック内容:プライバシーポリシーが提示されているか
  • 重要な理由:個人情報の不安は、送信をためらわせます
  • 改善方法:フォーム付近に、取り扱い方針へのリンクを置きます

項目33:問い合わせ後の流れが分かるか

  • チェック内容:送信後、いつ返信が来るか示されているか
  • 重要な理由:見通しがあると、安心して送信できます
  • 改善方法:「◯営業日以内に返信」など、目安を明記します

ブログ・コラム(項目34〜36)

ブログは、検索流入と信頼獲得を両立できる資産です。クリニックSEO記事の書き方とあわせて確認すると、記事制作の手順まで整理できます。ただし、更新の仕組みづくりが鍵になります。

項目34:患者の悩みに答える記事があるか

  • チェック内容:症状・費用・治療の疑問に答える記事があるか
  • 重要な理由:検索は「悩みの解決」を求めて行われるためです
  • 改善方法:よくある質問を起点に、専門的に解説します

項目35:記事に監修・専門性が担保されているか

  • チェック内容:医療情報が、専門家の視点で書かれているか
  • 重要な理由:医療コラムは、正確性と信頼性が必須だからです
  • 改善方法:医師監修を入れ、根拠を添えて執筆します

項目36:更新が止まっていないか

  • チェック内容:長期間、記事が追加・更新されていないか
  • 重要な理由:放置サイトは、鮮度と信頼を損ないます
  • 改善方法:無理のない更新計画を立て、運用を仕組み化します

ブログの立ち上げ手順は、以下で具体的に解説しています。

クリニックブログの始め方|集患につながる運用のコツ

口コミ(項目37〜39)

口コミは、来院前の最終的な安心材料です。適切に管理することで、信頼が積み上がります。

項目37:Googleの口コミに返信しているか

  • チェック内容:寄せられた口コミに、丁寧に返信しているか
  • 重要な理由:返信姿勢が、他の閲覧者の印象を左右します
  • 改善方法:感謝と誠実さを基本に、定型化しすぎず返信します

項目38:口コミを増やす導線があるか

  • チェック内容:来院者に、口コミを依頼する仕組みがあるか
  • 重要な理由:件数と鮮度が、地図での信頼につながります
  • 改善方法:会計時の案内やQRコードで、自然に依頼します

項目39:低評価に適切に対応しているか

  • チェック内容:ネガティブな口コミに、冷静に対応できているか
  • 重要な理由:対応の質が、クリニックの姿勢として見られます
  • 改善方法:個人情報に触れず、誠実に事実ベースで返信します

口コミの依頼や返信は、医療広告ガイドラインの趣旨に反しない範囲で行います。謝礼と引き換えの依頼は避けます。

Googleビジネスプロフィール(項目40〜42)

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)は、地域集患の要です。無料で始められ、効果も大きいです。

Googleビジネスプロフィールの構成例

項目40:情報が最新かつ正確か

  • チェック内容:診療時間・電話・住所が、サイトと一致しているか
  • 重要な理由:情報の不一致は、信頼低下と機会損失を招きます
  • 改善方法:サイトと同一情報に統一し、定期的に見直します

項目41:写真が充実しているか

  • チェック内容:外観・内観・設備の写真が掲載されているか
  • 重要な理由:写真の有無が、来院意欲に影響するためです
  • 改善方法:明るく清潔な実写を、複数枚アップします

項目42:カテゴリ・診療内容が適切に設定されているか

  • チェック内容:診療科目が正しく登録されているか
  • 重要な理由:地図検索での表示可否に直結するためです
  • 改善方法:主カテゴリを適切に選び、診療内容を記載します

このカテゴリの改善の目安:口コミとGoogleビジネスプロフィールは「地域の患者に選ばれる土台」です。情報の正確さ・写真の充実・口コミへの誠実な返信を、無理のない範囲で継続することが効果的です。

アクセス解析(項目43〜45)

アクセス解析は、改善の効果を測る「体温計」です。数字を見ずに改善しても、成果は再現できません。

アクセス解析画面のイメージ

項目43:Google Analytics 4が設置されているか

  • チェック内容:アクセス解析ツールが導入されているか
  • 重要な理由:現状を数値で把握できなければ、改善判断ができません
  • 改善方法:GA4を設置し、主要ページの動きを確認します

項目44:Search Consoleで検索状況を確認しているか

  • チェック内容:どの検索語で表示・流入しているか把握しているか
  • 重要な理由:SEO改善は、検索データが出発点だからです
  • 改善方法:Search Consoleを連携し、定期的に確認します
  • 改善の目安:表示回数が多いのに順位が低い検索語は、改善の優先候補になります

項目45:予約・問い合わせを計測できているか

  • チェック内容:成果(CV)が数値で追えているか
  • 重要な理由:CVを測れないと、改善の良し悪しが判断できません
  • 改善方法:予約・電話・送信を、コンバージョンとして計測します

このカテゴリの改善の目安:まずは次の指標を、月1回でよいので確認する習慣をつけます。

  • 流入数と流入経路:どこから、どれだけ来ているか
  • 人気ページ:よく見られているページはどこか
  • 直帰・離脱:どのページで離れているか
  • 予約・問い合わせ数:実際の成果につながっているか

数字を見れば、次に直すべき場所が自然と見えてきます。感覚ではなく、データで判断することが改善の精度を高めます。

セキュリティ(項目46〜47)

セキュリティは、信頼の最低条件です。医療機関は個人情報を扱うため、特に重要になります。

項目46:常時SSL化(https)されているか

  • チェック内容:URLがhttpsで、鍵マークが表示されるか
  • 重要な理由:非対応だと「保護されていない」と警告表示されます
  • 改善方法:SSLを導入し、全ページをhttpsに統一します

項目47:問い合わせ情報が安全に扱われているか

  • チェック内容:フォーム送信が暗号化され、安全に管理されるか
  • 重要な理由:個人情報の漏えいは、致命的な信頼失墜を招きます
  • 改善方法:暗号化通信を確認し、管理体制を整えます

医療広告ガイドライン(項目48〜50)

医療広告ガイドラインは、医療機関のWeb発信を縛る重要ルールです。記事表現の実務は、医療広告ガイドラインとSEO記事の関係でも詳しく解説しています。違反すると、行政指導や是正命令の対象になります。

適切表現とNG表現の比較

医療広告ガイドラインは、2018年にWebサイトも規制対象となり、直近では令和8年(2026年)3月30日付で最終改正されています。最新版の確認が欠かせません。

表5:医療広告ガイドラインのNG表現とOK表現(対比)

判断に迷いやすい表現を、対比でまとめました。あくまで方向性の一例です。

NGになりやすい表現 問題点 OKな言い換えの方向性
絶対に治る/必ず改善する 効果の保証(虚偽・誇大) 治療の一般的な流れや目的を、事実で説明する
日本一/地域No.1 客観的根拠のない比較優良広告 設備や取り組みを、根拠とともに具体的に書く
○○円〜(条件の記載なし) 曖昧・不当な費用表示 総額の目安と、追加費用の有無まで明記する
効果を保証する体験談 誘引性のある体験談 治療内容の客観的な説明に置き換える
加工したビフォーアフター 虚偽広告 必要な説明を併記し、画像を加工しない

最終的な判断は、厚生労働省の医療広告規制ページで公開されている最新ガイドラインと、必要に応じて専門家への確認をおすすめします。

項目48:誇大・虚偽の表現がないか

  • チェック内容:「絶対安全」「必ず治る」などの断定表現がないか
  • 重要な理由:虚偽・誇大広告は、法に基づく規制対象だからです
  • 改善方法:効果を保証する表現を避け、事実ベースに書き換えます

項目49:体験談・ビフォーアフターの扱いが適切か

  • チェック内容:治療効果を保証する体験談を掲載していないか
  • 重要な理由:誘引性のある体験談は、原則として禁止されています
  • 改善方法:掲載する場合は、必要な説明を併記し慎重に扱います

項目50:比較優良・費用表示のルールを守っているか

  • チェック内容:「日本一」等の比較優良表現や、曖昧な費用表示がないか
  • 重要な理由:比較優良広告や不当な費用強調は禁止されているためです
  • 改善方法:客観的根拠のない優良表現を削除し、費用を正確に示します

このカテゴリでよくある失敗:他院の「日本初」「地域No.1」などの表現を参考にしてしまうことです。客観的な根拠がなければ、これらは比較優良広告に該当し得ます。表現は事実ベースに保ちます。

以上が50項目です。全て採点できたら、次章で優先順位を決めましょう。


改善優先順位

50項目すべてを一度に直すのは、現実的ではありません。そこで、効果と難易度から優先順位を決めます。

改善項目の優先順位マップ

結論として、「効果が大きく・着手しやすい」項目から手をつけます。以下の表を目安にしてください。

チェック結果の採点シートの使い方

優先順位を決める前に、チェック結果を整理しましょう。おすすめは、シンプルな3段階の採点です。

  • :できている(改善不要)
  • :一部できている(改善余地あり)
  • :できていない(優先的に改善)

「✕」と「△」を書き出すだけで、やるべきことが一覧になります。次に、その中から効果の大きい項目を上に並べます。

こうして「効果の大きい✕」から順に着手すれば、限られた時間でも成果を最大化できます。

表1:改善優先順位(おすすめ着手順)

優先度 カテゴリ 主な狙い 着手しやすさ
最優先 予約導線・お問い合わせ 予約数の直接増加 高い
ファーストビュー 離脱率の改善 高い
スマホ対応・表示速度 体験と評価の改善
SEO・診療ページ 検索流入の増加
E-E-A-T・口コミ 信頼性の向上
継続 ブログ・GBP・解析 中長期の集患基盤
常時 医療広告ガイドライン・セキュリティ リスク回避

医療広告ガイドラインとセキュリティは「優先順位」というより「前提条件」です。違反や不備があれば、最優先で是正します。

表2:改善効果とSEOへの影響

各カテゴリが「集患」と「SEO」にどう影響するかを整理しました。

カテゴリ 集患への効果 SEOへの影響 効果が出る速さ
予約導線 非常に大 速い
ファーストビュー 速い
スマホ・表示速度
SEO内部対策 非常に大 中〜遅い
E-E-A-T 遅い
ブログ 遅い
GBP・口コミ 中(地図)

短期で成果が欲しいなら、予約導線とファーストビュー。中長期の集患基盤なら、SEOとブログ、という整理になります。

90日改善ロードマップ(進め方の目安)

優先順位が分かっても、進め方に迷う方は多いです。そこで、90日を目安にした進め方を示します。あくまで一例として、自院の状況に合わせて調整してください。

フェーズ1:最初の30日(土台とリスク対応)

  • 医療広告ガイドラインに反する表現がないか点検し、是正する
  • 常時SSL化など、セキュリティの不備を解消する
  • 診療時間・料金・アクセスなど、基本情報を正確に整える
  • Google Analytics 4とSearch Consoleを設置し、計測できる状態にする

フェーズ2:31〜60日(集患導線の改善)

  • ファーストビューを見直し、訴求と行動ボタンを整える
  • 予約・問い合わせ導線を、分かりやすく設計する
  • スマホ表示と表示速度を改善する
  • Googleビジネスプロフィールを整備し、写真と情報を充実させる

フェーズ3:61〜90日(検索集客の基盤づくり)

  • 診療ページを診療別に整え、SEOの内部対策を進める
  • E-E-A-Tを意識し、監修体制と運営者情報を整える
  • 患者の悩みに答えるブログ記事を、計画的に増やし始める

この順番なら、リスク対応と即効性のある改善を先に済ませられます。そのうえで、時間のかかるSEOを後半に回せます。

焦らず、1フェーズずつ進めることが成功の近道です。

SEOで成果が出るまでの期間感については、以下も参考になります。

クリニックSEOとは|成果が出るまでの期間と考え方


自分で改善できるもの・業者へ依頼するもの

改善は、すべてを業者に任せる必要はありません。自院でできる部分を切り分けると、コストを抑えられます。

自院対応と業者依頼の役割分担

結論として、「文章・情報の更新」は自院向き、「設計・技術」は業者向きです。以下で具体的に見ていきます。

表3:自分でできる vs 業者依頼の比較

改善内容 自分でできる 業者へ依頼 備考
診療時間・料金の更新 CMSがあれば自院で可
写真の差し替え 撮影は外注も有効
ブログ記事の作成 監修体制が前提
GBPの運用 日常運用は自院向き
タイトル・見出しのSEO調整 専門知識が必要
表示速度の改善 技術対応が必要
デザイン・レイアウト変更 制作会社が得意
予約システム導入 連携設定が必要

◎:向いている ◯:可能 △:一部可能 ✕:難しい

自分で改善しやすい項目

まず自院で取り組めるのは、次のような項目です。

  • 診療時間・休診日・料金など「情報」の更新
  • Googleビジネスプロフィールの写真・情報の管理
  • 口コミへの返信
  • ブログ記事の下書き(監修は医師)

これらは、専門技術がなくても更新できます。運用を習慣化すれば、費用をかけずに改善が進みます。

業者へ依頼したほうがよい項目

一方、次の項目は業者依頼が現実的です。

  • サイト構造やレイアウトの設計変更
  • 表示速度・Core Web Vitalsの技術改善
  • 予約システムの導入・連携
  • SEOの内部設計(タイトル・見出し・内部リンクの設計)

これらは、誤ると逆効果になる領域です。専門家と進めるほうが、結果的に早く安全です。

業者へ依頼する前に確認したいこと

業者へ依頼する際は、依頼内容を明確にすることが大切です。丸投げすると、期待と成果がずれやすくなります。

依頼前に、次の点を整理しておくとスムーズです。

  • 目的(集患・特定診療の強化・採用など)を、1つに絞る
  • 現状の課題を、この記事のチェックリストで洗い出しておく
  • 予算の上限と、月額の運用費を出せるかを決めておく
  • 更新作業を、自院と業者のどちらが担当するか決めておく

また、業者選びでは次の点を確認すると、ミスマッチを防げます。

  • クリニックや医療分野の制作実績があるか
  • 医療広告ガイドラインを理解しているか
  • SEOや集患まで踏まえた提案ができるか
  • 施策の効果を、数値で報告してくれるか

「作って終わり」ではなく、公開後の改善まで伴走してくれるかが重要です。デザインの美しさだけで選ばないよう、注意してください。

表4:改善の費用感(目安)

依頼時の費用感を、目安として示します。実際は規模と内容で変動します。

依頼内容 費用の目安 補足
部分的な改善(情報・文章) 数万円〜 スポット対応が中心
SEO内部改善 月額数万円〜 継続運用が前提
ブログ記事制作(1本) 数万円前後 監修・文字数で変動
予約システム導入 初期+月額数千円〜 サービスにより差
全面リニューアル 数十万円〜 規模で大きく変動

上記は一般的な相場感であり、特定の金額を保証するものではありません。

費用の考え方をより詳しく知りたい場合は、以下をご覧ください。

クリニックSEO費用相場|内容別の料金目安と選び方


まとめ

ここまで、クリニックホームページ改善の50項目を解説してきました。最後に要点を整理します。

改善から集患までのロードマップ

  • ホームページ改善とは「集患導線の最適化」であり、見た目の刷新ではありません。
  • 効果が大きいのは、予約導線・ファーストビュー・スマホ対応です。
  • SEOとブログは、中長期の集患基盤として積み上がります。
  • E-E-A-Tと医療広告ガイドラインは、医療機関の信頼とリスク管理の前提です。
  • 50項目は、自院でできるものと業者依頼が向くものに切り分けられます。

まずは、この記事のチェックリストで自院サイトを採点してみてください。「✕」が多い項目こそ、伸びしろです。

改善の効果を測る4ステップ

改善したら、必ず効果を測ります。既存記事の改善手順は、クリニックSEO記事のリライト方法も参考になります。測定なしでは、次の改善につなげられないからです。

  1. 改善前の数値を記録する:アクセス数・予約数・直帰率を控えておく
  2. 改善内容と日付をメモする:何を、いつ変えたかを残す
  3. 2〜4週間後に比較する:数値に変化があったかを確認する
  4. 良かった施策を横展開する:効果が出た改善を、他ページにも広げる

この4ステップを回すだけで、改善の精度は着実に上がります。うまくいかなくても、原因を特定して次に活かせます。

大切なのは、当てずっぽうで直さないことです。数字を味方につければ、改善は「運任せ」ではなくなります。

改善で成果を出すクリニックの共通点

改善で成果を出すクリニックには、共通する姿勢があります。特別な予算やセンスは、必ずしも必要ありません。

共通するのは、次のような点です。

  • 患者目線で考える:専門用語より、患者が知りたい情報を優先している
  • 数字で判断する:感覚ではなく、アクセスや予約数の変化を見ている
  • 小さく続ける:一度に完璧を目指さず、毎月少しずつ改善している
  • ルールを守る:医療広告ガイドラインを、正しく理解している

逆に、成果が出にくいのは「作って放置」のパターンです。公開後こそ、改善の本番だと考えてください。

これらは、規模の大小に関係なく実践できます。まずは1つ、今日からできる改善を選んでみてください。

改善は「一度きり」ではなく「続ける」もの

最後に、大切な考え方をお伝えします。ホームページ改善は、一度やって終わりではありません。

検索エンジンの評価基準は変わり、患者のニーズも移り変わります。だからこそ、定期的な見直しが必要です。

おすすめは、次のような運用サイクルです。

  • 月に1回:アクセス数と予約数の変化を確認する
  • 3カ月に1回:このチェックリストで、再点検する
  • 半年に1回:競合と医療広告ガイドラインの最新状況を確認する

小さな改善の積み重ねが、長期的な集患につながります。完璧を目指すより、続けることを優先してください。

改善の全体像をさらに深めたい方は、以下の関連記事もあわせてご覧ください。

クリニックの集患方法|Web集患を体系的に理解する

SEOキーワード選定|検索される言葉の見つけ方


よくある質問(FAQ)

クリニックのホームページ改善について、よく寄せられる質問に答えます。

Q1. ホームページ改善で、集患はどのくらい増えますか?

A. 増加幅は、現状や地域、診療科で異なります。効果を保証はできませんが、導線とファーストビューの改善は、比較的早く予約数に反映されやすい領域です。

Q2. 改善とリニューアル、どちらを先に行うべきですか?

A. まずは改善をおすすめします。導線や情報の不備は、部分改善で直せることが多く、費用対効果が高いためです。リニューアルは、改善の限界が見えてからでも遅くありません。

Q3. SEOはどのくらいで効果が出ますか?

A. 一般的に、数カ月単位の時間がかかります。検索エンジンが評価するまでに時間を要するためです。予約導線などの即効性のある改善と、並行して進めるのが現実的です。

Q4. 医療広告ガイドラインは、ホームページも対象ですか?

A. はい、対象です。2018年の医療法改正以降、医療機関のWebサイトも規制対象となっています。誇大・虚偽表現や、誘引性のある体験談などに注意が必要です。

Q5. 自分でどこまで改善できますか?

A. 診療時間や料金などの情報更新、Googleビジネスプロフィールの運用、口コミ返信などは自院でも可能です。設計や技術面は、業者依頼が現実的です。

Q6. スマホ対応は本当に必要ですか?

A. 必須と考えてください。クリニック検索の多くがスマホから行われており、表示や操作性の悪さは、直接離脱につながります。

Q7. Googleビジネスプロフィールは無料ですか?

A. 無料で登録・運用できます。地域集患において効果が大きいため、情報の正確さと写真の充実を優先して整えることをおすすめします。

Q8. ブログは書いたほうがよいですか?

A. 中長期の集患には有効です。患者の悩みに答える記事は、検索流入と信頼獲得を両立できます。ただし、医師監修など正確性の担保が前提になります。

Q9. 表示速度が遅いと、何が問題ですか?

A. 離脱率の上昇と、SEO評価の低下につながります。GoogleはCore Web Vitalsという体験指標を評価に用いており、PageSpeed Insightsで計測・改善できます。

Q10. E-E-A-Tとは何ですか?

A. Googleが品質評価で重視する、経験・専門性・権威性・信頼性の4要素です。医療はYMYL領域のため、発信者の専門性や情報の根拠が特に重視されます。

Q11. 制作会社にすでに依頼中でも、改善できますか?

A. できるケースが多いです。診断で見つかった改善点を、そのまま制作会社に共有するだけで対応が進むことがあります。まず現状を把握することが第一歩です。

Q12. どの項目から手をつければよいか分かりません。

A. 迷う場合は、予約導線・ファーストビュー・スマホ対応から始めるのが安全です。それでも判断が難しい場合は、記事末尾の無料診断で現状を可視化できます。

Q13. ホームページ改善に、Web広告(リスティング)は必要ですか?

A. 必須ではありませんが、短期で集患したい場合には有効です。SEOは効果が出るまで時間がかかるため、その間を広告で補う考え方があります。まずはホームページの導線を整えてから広告を検討すると、費用対効果が高まります。

Q14. 症例写真(ビフォーアフター)は掲載してよいですか?

A. 掲載できる場合もありますが、医療広告ガイドラインの要件を満たす必要があります。効果を保証する見せ方や、説明が不十分なビフォーアフターは避けてください。判断に迷う場合は、専門家に確認することをおすすめします。

Q17. 古いホームページでも、改善で対応できますか?

A. 多くの場合、部分的な改善で対応できます。基本情報の整理、スマホ表示の調整、予約導線の追加などは、全面リニューアルなしでも可能です。ただし、根本的に設計が古い場合は、リニューアルの検討が現実的なこともあります。

Q18. 更新を担当できる人がいません。どうすればよいですか?

A. 更新頻度の高い部分だけを、業者に運用委託する方法があります。まずは、診療時間や料金など「変わりやすい情報」を確実に保てる体制を優先してください。無理のない範囲で続けられる仕組みづくりが大切です。

Q15. 何から改善すればよいか、優先順位が分かりません。

A. まずは「特に効果の大きい5項目」から確認してください。予約ボタン・スマホの読みやすさ・オンライン予約・タイトルタグ・誇大表現の5つです。ここが整うだけでも、集患とリスク管理の両面で効果が期待できます。

Q16. 改善の効果は、どうやって確認すればよいですか?

A. Google Analytics 4とSearch Consoleで、アクセス数・流入経路・予約数の変化を追います。改善前の数値を記録しておくと、比較ができます。最低でも月1回は確認し、次の改善につなげてください。

AI最適化(LLMO)の観点でも、こうした一問一答は引用されやすい形式です。詳しくは以下をご覧ください。

Google AI Overview対策|AI検索で引用される記事の作り方

LLMO対策|生成AI時代のクリニックコンテンツ設計


参考にした一次情報(外部リンク)

本記事は、以下の公式情報(一次情報)を参考に作成しています。最新の内容は、各公式サイトで必ずご確認ください。

医療広告ガイドラインは改正されることがあります(直近は令和8年3月30日付で最終改正)。運用時は、必ず厚生労働省の最新版をご確認ください。


【CTA】まずは無料ホームページ診断で現状を把握しませんか

ここまで読み進めていただき、ありがとうございます。とはいえ、「50項目を自分で採点するのは大変」という方も多いはずです。

そこで、クリニック専門の視点で現状を確認できる「無料ホームページ診断」をご用意しています。改善点と優先順位を、分かりやすくお伝えします。

  • 自院サイトの改善点が、客観的に分かります
  • どこから手をつけるべきか、優先順位が明確になります
  • 相談したからといって、制作を無理にご提案することはありません

現在ホームページ制作会社へ依頼している場合でも、診断結果をそのまま共有するだけで改善できるケースがあります。 まずは現状を知ることから、気軽に始めてみてください。


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<!– 以下は入稿前のSEO自己チェック(公開時は削除) –>

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生井亮 エレファント・ブレイン合同会社代表

監修者情報

生井 亮|エレファント・ブレイン合同会社 代表

エレファント・ブレイン合同会社代表。医療機関向けに、クリニック専門のSEOコラム制作・改善支援サービス「スマートコラム」を提供している。

医療広告ガイドラインや薬機法、景品表示法、特定商取引法などに配慮しながら、クリニックのホームページから新患予約につなげるためのキーワード選定、記事制作、内部SEO、公開後の改善運用を支援。

YMAA認証、KTAA認証を取得。Google広告「検索広告」認定資格および「測定」認定資格も取得しており、SEOだけでなく広告運用・計測の観点も踏まえたWeb集患支援を行っている。

リクルートやUber Eats日本法人立ち上げ期などでの事業開発コンサルティング・マーケティング経験をもとに、単なるアクセス数の増加ではなく、問い合わせ・予約・商談につながる導線設計を重視している。

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